【63年ぶりに改訂!】NEW誕生石一覧
1~12月までそれぞれに宝石があてはめられており、誕生石とは生まれ月の宝石を指します。誕生石を身に着けていると幸運が訪れると言われています。
誕生石の由来には諸説ありますが、旧約聖書の『出エジプト記』に出てくるイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石や、新約聖書の『ヨハネの黙示録』で描かれている聖都の城門の12個の土台石が由来だと言われています。
現在、日本で一般的となっている誕生石の種類は、アメリカの宝石業界が1912年に取り決めたものをアレンジし、全国宝石商組合が1958年に定めたものです。また、2021年12月に63年ぶりに日本の誕生石が改訂され、いくつか追加されています。
誕生石にはそれぞれ意味がありますので、自分で購入するとき、大切な人へプレゼントしたいときには参考にしてみるといいかもしれませんね。
1月の誕生石
ガーネット
1月の誕生石ガーネットのご紹介です。
ガーネットはラテン語のザクロを意味する“granatum”(グラナトゥム)が由来となっています。赤色のガーネットは古来より珍重され、紀元前3100年には古代エジプトで装身具として広まっていたと言われています。
一口にガーネットといっても、様々な色があります。ガーネットならではのレッドが映える「ロードライト・ガーネット」や5月の新緑を思わせる鮮やかなグリーンの「ディマントイド・ガーネット」、フレッシュなオレンジ色の「マンダリン・ガーネット」等、色味の種類が豊富なことも特徴です。
- ガーネットの石言葉
- 真実、情熱、友愛、友情
- ガーネットの仲間
- ツァボライト、グリーンガーネット、ロードライト・ガーネット、ディマントイド・ガーネット、マンダリン・ガーネット等
2月の誕生石
アメジスト
2月の誕生石アメジストのご紹介です。
アメジストは、和名で“紫水晶”という名前が付いています。もっとも古くから人類が関わってきたとされています。25,000年前のヨーロッパの遺跡から装身具として発掘されました。中世には、王冠や大司教の指輪に飾られていたほど、貴重な宝石として重んじられました。また高品質なものが多く産出されるため、価格が安定しているのもアメジストの魅力の1つです。
アメジストは水晶の中で最も高価な宝石です。濃く美しい色でかつ透明度も楽しんでいただける数少ない宝石の1つです。大きな美しいアメジストは邪悪な物から身を守ってくれるとも言われています。
- アメジストの石言葉
- 真実の愛、誠実、謙虚
- アメジストの仲間
- スモーキークオーツ、シトリン、ローズクオーツ、ルチルクオーツ等
3月の誕生石
アクアマリン
アクアマリンは、今から2000年前にローマ人によって名づけられました。水を表す“aqua”、海を表す”marine”から名づけられました。夜の宝石の女王と呼ばれ、暗い照明の下では強い輝きを放ちます。清楚な水色は、多くの人に好まれます。
中世のヨーロッパの船乗りは、アクアマリンを必ず身に着けたと言われています。全ての命の源である海のような豊かさをもたらす象徴としても愛されています。中世よりお守りとして愛された透明度の高い石を一度身に着けてみては。
- アクアマリンの石言葉
- 富、幸福、聡明
- アクアマリンの仲間
- エメラルド、モルガナイト、ゴールデンベリル等
サンゴ
宝石に用いられる美しいサンゴは、深海100メートル以上の所に生息しています。太陽の光が届かない海の底でひっそり、ゆっくりと成長します。世界中の採取場の中で最も日本が有名です。血赤サンゴと知られる、品のある赤を出すサンゴはとても稀少で手に入りにくいとされています。世界中で魔除けや装飾品、新たな生命誕生の象徴ともされ、力強い赤い色から生命力を感じていました。
エンジェルスキンと呼ばれるピンク色のサンゴは、ヨーロッパで人気があります。サンゴは取れる海域や海の深さによって、性質が異なります。一度出会えた色にもう一度出会う事は難しいので、気に入った色は手に入れてみては。
- サンゴの石言葉
- 長寿、成長
- サンゴの仲間
- ガーネサンゴ、白サンゴ、黒サンゴ
4月の誕生石
ダイヤモンド
4月の誕生石ダイヤモンドのご紹介です。
ダイヤモンドは、ギリシャ語で強さを意味する“adamas”(アダマス)が由来とされています。炭素のみで形成される地球上でもっとも硬い宝石は、光をはね返す力がとても強いため、キラキラと輝きます。
5億年前の地殻変動から、マグマと共に運ばれてくる稀少なダイヤモンドはまさしく大地からの贈り物です。気の遠くなるような長い間あなたと出会う事を待っていた美しい輝きです。どうぞ手に入れて身に着けてください。
- ダイヤモンドの石言葉
- 純潔、永遠の絆、無垢
- ダイヤモンドの仲間
- 黒鉛
5月の誕生石
エメラルド
5月の誕生石エメラルドのご紹介です。
エメラルドは、ギリシャ語で「緑色の石」を意味する“smaragdos”(スマラグドス)が由来とされています。
クレオパトラが愛したと伝わっているエメラルドは、紀元前より装飾品に用いられてきました。彼女は、自身のエメラルド鉱山を持っていたとも言われます。そんな逸話からも古くから愛されてきた宝石である事が分かります。
また“エメラルドグリーン”と呼ばれる事から分かるように、この美しい緑を表す形容詞が他になかったのでしょう。
唯一無二のエメラルドの美しい色をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
- エメラルドの石言葉
- 幸運、希望、愛、知性
- エメラルドの仲間
- ベリル、アクアマリン、モルガナイト
6月の誕生石
パール(真珠)
6月の誕生石パール(真珠)のご紹介です。
パール(真珠)は人類にとって最古の宝石と言われています。「自然そのままでその完璧な美しさを誇る真珠は、人類が最初に出会った宝石である」と100年以上前の文献に残っています。通常宝石の原石は土から掘り起こされカットや研磨を経て宝石となりますが、パールはそのままの形で宝石となる、まさに海からの贈り物です。
パールは各国の神話に記述があります。日本では日本書紀や万葉集にもその記述があるほど歴史の古い宝石です。上品で美しい輝きから冠婚葬祭どんな場面でもお召になれる格式高い宝石を手に入れてください。
- パールの石言葉
- 健康、長寿、富、気品
- パールの仲間
- マザーオブパール、南洋真珠、マベパール
ムーンストーン
6月の誕生石ムーンストーンのご紹介です。
ムーンストーンは、月光のような青白い光を放つ事からその名が付きました。見る角度によって色が変わるムーンストーンには、古くから様々な言い伝えがあったようです。別名では旅人の石とも言われ、中世のヨーロッパでは旅人達のお守りのように取り扱われていたようです。
- ムーンストーンの石言葉
- 健康、幸運
- ムーンストーンの仲間
- ラブラドライト、サンストーン、アンデシン
アレキサンドライト
6月の誕生石アレキサンドライトのご紹介です。
アレキサンドライトは、比較的新しい宝石です。1830年のロシア帝国のエメラルド鉱山でこの宝石が発見されました。当初エメラルドと思われていましたが、日中の太陽光の下では青緑、夜間の照明では赤色になる事から、珍しい石として、時の皇帝に献上されたと言われています。献上された日が4月29日、その日が皇太子のアレクサンドル2世であった所から、アレキサンドライトと名前が付けられました。5大宝石並の稀少性があり、とても人気の高い石の1つです。
- アレキサンドライトの石言葉
- 高貴、情熱
- アレキサンドライトの仲間
- クリソベリル、クリソベリルキャッツアイ
7月の誕生石
ルビー
7月の誕生石ルビーのご紹介です。
ルビーはコランダムという、サファイアと同じ種類の宝石です。コランダムの中で真っ赤なものはルビーに分類され、それ以外の色はサファイアに分類されます。硬度が高く、ダイヤモンドに次ぐ硬度の丈夫な石です。
古代ローマでは軍神マルスが宿る神と信じられ、戦場の兵士たちはお守りとしてルビーを身に着けていたそう。情熱、力、そして行動力を高めてくれ、危険を知らせてくれる、そして勝利へと導いてくれる「勝利の石」として古代より大切にされてきました。
仕事や恋愛において勝利を収めたいときは身体の右側につけるといいとされています。中世ヨーロッパの絵画を見るとルビーを身に着けている場合ほとんどが身体の右側に描かれているのだとか。
そんな古代から「勝利の石」と崇められてきた石をお守りとして身に着けてみては。
- ルビーの石言葉
- 情熱、集中力、純愛、エネルギー、美
- ルビーの仲間
- サファイア、スタールビー
8月の誕生石
ペリドット
8月の誕生石ペリドットのご紹介です。
ペリドットは、オリビンと呼ばれる鉱物です。その中にオリーブの実のような金色と褐色を混ぜたグリーンの宝石があり、その中でも美しい物をペリドットと呼んでいます。美しいグリーンのファセットカットを楽しめる数少ない宝石の1つで、脚光を浴びつつある宝石の1つです。
ペリドットは19世紀のヨーロッパとアメリカで大流行しました。エメラルドと混同されていた歴史もありましたが、今は1つの宝石として全世界で支持されています。
- ペリドットの石言葉
- 運命の絆、平和、安心
- ペリドットの仲間
- カンラン石
9月の誕生石
サファイア
9月の誕生石サファイアのご紹介です。
サファイアはコランダムという、ルビーと同じ種類の宝石です。コランダムの中で真っ赤なものはルビーに分類され、それ以外の色はサファイアに分類されます。
サファイアと聞くと青い色を思い浮かべる方が多いかと思いますが、イエローやピンク、バイオレットなど様々な色の石があります。カラフルなサファイアは「ファンシーサファイア」と呼ばれ、「ブルーサファイア」と区別されることもあります。
また、硬度が高く、ダイヤモンドに次ぐ硬度の丈夫な石です。
サファイアは、王族や君主を危害やねたみから守る聖なる石とされており、古代より指輪や冠として重宝されてきました。故ダイアナ妃がチャールズ皇太子から贈られ、さらにキャサリン妃に受け継がれた婚約指輪が、サファイアであったことでも有名ですね。
- サファイアの石言葉
- 誠実、慈愛、徳望、高潔
- サファイアの仲間
- ルビー
10月の誕生石
オパール
10月の誕生石、オパールのご紹介です。
光を反射、屈折させることで様々な色を発するオパール。オパールは、見る角度によって変化のある「プレイ・オブ・カラー(遊色効果)」という虹色の輝きを持っています。また、オパールは、大きく二種類に分けられます。遊色効果を持つ「プレシャス・オパール」と、不透明で遊色効果を持たない「コモン・オパール」です。その中からさらにさまざまな色のオパールに分類されます。
最も生産量が多い産地はオーストラリアで、エチオピア、メキシコ、ブラジルも重要な鉱床となっています。
- オパールの石言葉
- 希望、幸福、安楽、潤い、活性化、好転
トルマリン
10月の誕生石、トルマリンのご紹介です。
トルマリンは、ひとつの宝石についた名前ではなく、ケイ酸塩鉱物のグループ名です。成分によって10種類ほどに分けられます。結晶を熱すると電気を帯びるため、和名では電気石と呼ばれています。
「ない色はない」と言われるほど多彩な色の種類があるトルマリン。トルマリンという名称は、「混合した色の石」という意味を持つシンハラ語のtoramalliに由来します。カラーバリエーション豊富なトルマリンは、色によって違う呼び名があり、それぞれ異なる意味を持つと考えられています。
- トルマリンの石言葉
- 無邪気、潔白、友情、寛大、希望、安楽、忍耐、心中の歓喜
11月の誕生石
トパーズ
11月の誕生石トパーズのご紹介です。
トパーズの語源にはいくつか説があります。
サンスクリット語で、熱を意味するtapas
(トパズ)、ギリシャ語で探し求める事を意味するtopazos(トパゾス)からという文献も。
トパーズには様々な色があり、カラーバリエーションの多さも魅力の1つです。
イエロートパーズは太陽の宝石と呼ばれており、身に着けると太陽のパワーが得られ、様々な物事を明るく照らすことができると言われています。
ブルートパーズは激しい感情を抑えてくれる癒しの効果があると言われています。
現地ブラジルでは、ポルトガル語で水滴を意味するpingo-d’água(ピンゴ-ダグア)と呼ばれています。トパーズの高い透明感、強い輝きは、きらめく水滴を彷彿とさせ、身に着ける人の装いを輝かせてくれます。
- トパーズの石言葉
- 友情、潔白、希望
- トパーズの仲間
- インペリアルトパーズ、イエロートパーズ、ホワイトトパーズ等
シトリン
11月の誕生石、シトリンのご紹介です。
黄色や黄金色やオレンジの色合いをお楽しみいただける水晶です。
英語で柑橘類を意味するcitras(シトラス)が語源になっていると言われています。
その語源にふさわしいフレッシュでみずみずしいビタミンカラーが特徴の美しい宝石です。
シトリントパーズと呼ばれることもありますが、シトリンとトパーズは別の宝石です。
シトリンならではの美しいビタミンカラーをお楽しみいただけます。
- シトリンの石言葉
- 希望
- シトリンの仲間
-
シトリンは大きい種別で見ると単結晶のクオーツ(水晶)です。
アメジスト、スモーキークオーツ、ローズクオーツ、アメトリン等
12月の誕生石
タンザナイト
12月の誕生石タンザナイトのご紹介です。
タンザナイトはタンザニアのメレラニ鉱山でしか採掘できない希少性の高い宝石です。タンザニアの夕暮れ時の空の色合いに似ている事からタンザナイトと名付けられました。
タンザナイトが発見されたのは約60年前です。宝石としての歴史は新しいものの、人気が高く、見る角度によって色が変わる事がタンザナイトの魅力です。ブルーとパープルの間を行き来する特別なカラーは、タンザナイトにしか出せません。
移り行く空の色を閉じ込めたような、タンザナイトの美しいカラーを身に着けてみては。
- タンザナイトの石言葉
- 知性、冷静、高貴、神秘
- タンザナイトの仲間
- ゾイサイト、ブルーゾイサイト